高校1年生 男子 サッカー部
小学6年生の時にオスグッド病を発症。(両膝)
以後段々と良くなる。
しかし曲げると痛みがあり、押さえると痛い。
本人からすると良くなっている内に入るのだろうが、完全に良くなっている訳ではない。
今回はそれよりも左膝下の痛みで来院。
左膝下は5/2のサッカーの試合の接触プレイで傷める。
動けなくなり病院へ行くとジャンパー膝と診断される。
痛い場所はオスグッドの出っ張りよりもちょっと上の部分。
ここ1週間は接骨院でマッサージや電気治療を受けている。
まず座位で腰背部を施術。
かなり猫背になっている。
打撲をして傷めたのであればこれで痛みは取れないはず。
私「屈伸してみて。」
彼「左膝がさっきより痛くないです。」
(あれ!?何で楽になったんだろう…。)
お母様「お医者さんには『とても言いにくいですが良くなる事は無いのでうまく付き合っていくしかない。』と言われました。」
私「いや今日痛みを取りますよ。」
打撲しているはずなので膝下の組織を修復。
そして屈伸。
彼「うわっ!!!!痛くない!!!!」
お母様「痛くないん!?」
彼「痛くない!」
私「そしたら正座して。」
彼「座れるけど両膝がちょっと痛い。」
お母様「先生からすると息子の左膝はどういう状態なんですか?」
私「打撲みたいなもんですよ。試合中に膝下を打ったんでしょ?」
彼「いえ、膝下は打ってないです。肩がぶつかって膝下が痛くなりました。」
私「あ!そうなんだ。じゃあ打撲じゃないね。」
(最初に腰背部を施術して痛みが取れたのはそういう理由だったのか…。)
話を聞いて膝下の打撲だと勝手に思い込んでいた。(反省…。)
だが組織が整った事で屈伸の痛みは取れた。
今残っている正座の痛みは以前からのオスグッドの痛みだろう。
彼「正座をすると左右同じくらいの痛みです。」
今度は下肢の緊張を取っていく。
そして正座。
彼「ちょっと痛いです。」
今度は下腿前面を中心に施術。
私「これで正座してみて。」
彼「痛くない!」
私「ゼロ?」
彼「はい。」
小学生の頃以来の正座だろうか。
お母様も大変驚かれている様子。
最後に仕上げをして終了。
お母様「今すごい姿勢良い!」
私「無理してない?」
彼「はい。」
疲労が取れ、自然と良い姿勢が出来ているみたいだ。
施術後はストレッチ等を色々と指導。
これにて長かった痛みとおさらば出来るかなぁ。
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